1979年に結成したユニット“Wesing”で日本にフュージョン音楽のブームを巻き起こした松岡直也は、CMやサウンドトラックなど様々な分野で日本の音楽シーンに金字塔を打ち立ててきた。ラテンのフィーリングを取り入れた心地良いサウンドをトレードマークにデビュー61周年を経てなお活発な動きを見せていたが、 昨春惜しまれながら逝去。年代やジャンルを問わず、彼が後続のミュージシャンに与えた影響は計り知れないものがある。今回は、そんな松岡に縁の深い面々が“エメラルド・セッション”名義で登場。数々の名曲をラインナップしたトリビュート・ライヴをお届けする。美しいメロディを引き立たせるように作られた巧妙なアレンジ、日本発のラテン・ジャズ・スタンダードともいうべきナンバーを、松岡のDNAを身に宿したトップ・プレイヤーたちによる熱い演奏でお楽しみいただきたい。


<アーティストからのメッセージ>
巨匠・松岡直也さんの残された名曲の数々。
アレンジされたリズムとテンポ、そしてドキッとする「シカケ」 に至るまで全てが、
美しいメロディを引き立たせるように、完璧に創られている。
松岡直也音楽生活４５周年に、彼との壮絶なセッションを体験した精鋭アーティストと共に、
「ラテン・フュージョン」 と ひとくちに片付けられない奥深い音楽
その１曲１曲に秘められたメッセージを感じ、味わいたい。
「松岡直也名曲集」が日本のジャズ・スタンダードとして広く後世に伝えられていくことを切望し、
心を込めて、巨匠に捧げたいと思います。